四柱推命には通変星が10ありますが、5つのグループに分けて、比肩・劫財の自星・食傷の洩星・財星・官星・印星、となります。
通変性の持つ基本的な性格や象意を書いてみました。

スポンサーリンク

通変性の流れ

比肩・劫財:自我の発達・成長・自立
 ⇓
食傷:自分の得意なものを表現・アピールする
 ⇓
財星:表現することによって人気を得て財を得る
 ⇓
官星:官位を得る
 ⇓
印星:名誉を得て、さらに知識を高める。

そして、自我の成長と繰り返す流れが理想です。

通変星の象意

比肩

自分を守る・守備本能

自分自身・自我の強さ・独立自営・兄弟姉妹・友人知人・同僚・ライバル・別離・孤独・競争・対立・闘争。

性格は、勝気で負けず嫌い、マイペースで一途な行動力と過去にとらわれることなく切り捨てる現実的でクール、潔さがある。
自分の意見を押し通す自我の強さ、自己主張が特徴。
           
比肩の星が強いと、自分の意思をしっかり持っているので、自立心、独立心が強くなります。
バランスが良い時は、意識が外向きになり、自分自身の立ち位置を理解して、集団の要となります。
バランスが悪い時は、意識を内に向け、独占欲が強くはたらき、我儘で自己中心的になります。
比肩は、肩を比べるという文字の通り、負けず嫌いで競争意識が強く働き、どんな環境でも先頭に立ちたいと頑張ります。

比肩は一般的に「竹を割ったような性格」と言われ、自分に合わないと思ったら諦めは早く、気持ちを切り替えることができる人、小泉純一郎さんが有名です。                    
           

劫財

劫財は、集団行動の守備本能

強い意志・欲求・向上心・社交性・集団・組織を作る・強気・何とかなるで失敗・丼ぶり勘定。

比肩が自分のための個人の守備本能なら、劫財は組織や集団の守備本能を表します

バランスが良い時は、社交的で面倒見がよく、仲間を集め集団・組織を作ろうと努力します。
そして集団の中心人物となって引っ張っていくことができる星です。

バランスが悪い時は、欲が深くなったて自分勝手な行動をとる我儘な性格がでて孤立したり、ギャンブル投資で失敗する傾向がでます。

劫財を持つ人はなかなか諦めがつかないでいつまでも引きずる傾向がでますから、パチンコ屋競馬などのギャンブルで負けると金額が大きくなります。。

敗財
劫財と同じく、組織や集団の中で協調性を大切にします。
劫財が強気の失敗を示す傾向なら、敗財は弱気の失敗を暗示します。

劫財・敗財は、財星を剋します。
財産・健康・妻・家庭などを壊す劫財や敗財は一般的に凶星であるといわれるのは、一か八かの勝負を選ぶ性格の傾向が強いためでしょうか?
度胸があって勝負に強いところがありますから、ギャンブルや勝負の世界で生きる人には、必要な星ともいえますが、人のために謝金で苦しむのもこの星です。

       

          

食神

洩星:伝達本能
食通・おおらか・にぎやか・おしゃべり・記憶力・表現力に優れています。

10個ある通変星の中で唯一神の字が使われています。

衣食住に恵まれると言われ、 食べることが好きなので、大らかで見た目はふくよかにみえる傾向があります。

隠し事が苦手・嘘が嫌い・朗らか・陽転すると物事を客観的に捉え、不自然な状態を見抜く力があります。

バランスが悪い時は、現状に不平不満が出て焦りを感じやすく、イライラして忙しいことで気持ちを紛らわせる傾向がでます。

のびのびとした無理のない精神状態で、焦りを通り越して諦めの境地になれると、食神の本当の良さが発揮されます。

食神は、傷官と違って鋭さはありませんが、同じ洩星ですから、直観力に優れ、表現力があります。
食神が3つ重なると化傷官となり傷官的になります。
           

傷官

洩星:伝達本能

技術・芸術・創造力・神経質・聡明・空想・霊感・孤独癖・事故・怪我・など。

日干の気を洩らしますからよくしゃべります。

陰陽の和合が理想と完璧を求め、見たものを瞬間的に脳に刻印でき、暗記力に優れています。

何事も完璧を求めますが、満足することは少なく辛辣に指摘する毒舌家、不平不満の星です。

生まれ持った真理を見抜く繊細な感性と観察眼がありますから、それを人でなく自分の内面に向けて、芸術や文章・絵画など間接的表現の世界に表すことができれば開運します。

強い霊感を持つ人は年上か月上に傷官を持っている人が多いです。

傷官美人とは、日干が金の人、または木の人で、水の傷官か火の傷官をもつ女性が多いです。
傷官美人の女優に、綾瀬はるかさんや新垣結衣さんがいます。

食傷星は日干から生まれる子供の星ですから、エネルギーを洩らすため、洩星と呼ばれ、食神は男の子、傷官は女の子の傾向とします。

偏財

財星:引力本能

父親、愛人・人脈・流通するお金・多額の現金・華やか
日干が剋する干ですから、自分のエネルギーを使って人に奉仕する、愛情を示す星です。
バランスが良い時は、愛情豊かで人に尽くすボランティア精神旺盛で、人に幸せをもたらそうとします。
バランスが悪い時は、優柔不断や八方美人で人に騙されやすい性格の傾向がでます。
           
偏財は流通する財・お金ですから、社交的で華やか、魅力的な雰囲気をもち、人気運があり、人・物・お金を引き寄せる力を持って生まれています。
好きなサービス精神旺盛で愛情が豊かな星は、華やかな芸能界、女優、俳優や、サービス業、営業などに向いています。

正財

財星:引力本能

正妻・お金
日干が陽干の時は正財と干合します。
偏財が流通するお金、投機的な清濁併せのむお金儲けの星なのと対照的に、正財はコツコツと貯めるお金や不動産を示します。
財星は日干が剋する星のことであり、男性から見て女性を示します。

  
バランスが良い時は、人に信頼され、安定した人生を歩みます。
バランスが悪い時は、お金に拘って必要な事にも出し惜しみするなど、お金に執着が強い性格になる傾向がでます。
正財と正官の正とは、甲己・丙辛・戊癸・庚乙・壬丁の陰陽が引き合い、美しく交わっていることに由来します。
偏財と偏官の偏とは、陽同士、(甲戊・丙庚・戊壬・庚甲・壬丙)陰同士(乙己・丁辛・己癸・辛乙・癸丁)が反発しあう関係に由来します。

正財は正妻、偏財はそれ以外の女性、愛人の意味があります。
命式に財が多い場合、女性問題やお金のトラブルで振り回されないように注意が必要となります。

十干の組み合わせ次第では正財であっても偏財的、偏財であっても正財的な働きをする場合があります。

偏官

官星:攻撃本能

偏官とは日干を剋する星です。
闘争心を表し、常に葛藤があって、白黒はっきりさせたい星です。
バランスが良い時は、目的がはっきりして自信をもって迷うことなく突き進みます。
バランスが悪い時は、過去にこだわり、他人に言われたことや自分の行動を悔やんで落ち込んでしまいます。

偏官を持つ人は、内面に葛藤を抱えますが、一人で考え込んでいないで、良き指導者を探して教えを乞うことで能力が発揮されます。

強い攻撃本能を持っていますから、常に大胆で活発な行動力を持ち、実力で地位を掴みとる星です。

正官のような清潔感、スマートさはありませんが義理人情に厚く、「持つべきものは偏官の友」等と言われます。
強い攻撃本能は、行動的で、ヤクザやスポーツ選手が持っている傾向が多い星です。
大運や歳運で偏官が回ってくる時、偏官はストレートに日干を剋します。
偏官は比肩から数えて7番目の星であることから、偏官のことを七殺と呼び、偏官の影響でエネルギーが大きく減らされる現象、今までの自分では通用しない環境、変化が起こる傾向がでます。

正官

官星:攻撃本能

女性からは夫・常識・まじめ・几帳面・品位・管理・信用・責任感・地位名誉

日干を剋しますが、陰陽和合して干合する、女性からは夫の星。
自分を剋する気と和合して、自分を磨くことにつながります。
自分を磨くことは品位が上がるとなり、評価が高くなります。

バランスが良い時は、目的をしっかり持って、資格や地位を求めて社会にとって必要な存在になろうと努力とします。
バランスが悪い時は、プライド高いわりに、劣等感が強くでますから、問題解決から逃げる傾向がでて事なかれ主義となります。
正官とは品位ある魂でありたいと努力する星ですから、自分がこうなりたいという目標・目的を見つけた時、この星が動きます。

偏印

印星:習得本能

知恵、創造性・アイデア・趣味
印星とは自分の日干の気を生む、助ける星が自分の中にあるということです。

偏印は陰同士、陽同士の反発するエネルギー、新しい知恵。
好奇心、改革心が強く、新しいものが好きで、古いものを新しく作り変えるなどこだわらない生き方です。
束縛されることを嫌い、個人主義で自由を愛するため、地位名誉にはあまり興味がありません。

印綬が現実的な守りの知恵、知識を表すのに対し、偏印は精神的、宗教的、あるいは数理的な世界の知恵、知識を司っており、理系、コンピューターの世界に強い。

食神という食べることに困らないという福禄の星を剋すため、一般的に凶星とされていますが、命式のバランスを見ないと凶に働くと決めつけることは判断はできません。

印綬

印星:習得本能

母親・知識・知性・教養・学問・師・名誉・創造力・企画力・

自分の中で自然に湧いているエネルギー。

印綬は陰陽和合することから過去から受け継がれてきた知恵を大切にして学ぼうとする守り型。
物事の理解が早く、目上からの援助を受ける一方で、甘えん坊。
与えられた環境に順応しようとする気質が高く、自分にとって必要な知識や知恵を貪欲に吸収します。

母親の星とも言われ、目上の人の精神的影響を大きく受けますから、育てられた環境が性格や考え方に大きく左右します。
愛情豊かな両親や環境でに育てられると、素直な性格で賢い人となります。