「倒食」食神と偏印がある命式のことですが、悪いことが起こるのでは?と心配される方が多いので、書いてみようと思います。
四柱推命の本には、「倒食」のことを食べるものに困らない、財星を助ける食神を剋する星と表現されたり、凶の作用がでるので怖い、と書いてあります。本当にそうなのでしょうか?。
ここでは「倒食」について説明してみたいと思います。

スポンサーリンク

倒食とは

倒食とは、命式に食神と偏印が並んでいることを言います。
または命式中に食神があるとき、大運や年運に偏印が巡ってきたときや、「偏印」自体を倒食と呼ぶこともあります。

倒食がすべて悪いのか?

初心者向けの四柱推命の本には、倒食を凶星、怖いものとして書いてあるものが多いのですが?食神と偏印が命式の中にあるからといって、すべて悪いわけではありません。

四柱推命の本では、通変星を単純に吉凶を決めつけています。

比肩・食神・正財・偏財・正官・印綬を吉星と決め、劫財・傷官・偏官・偏印を凶星と決めつけて書かれていることが多いため、吉星の食神を傷つけるから偏印を凶としているようですが、そもそも通変自体に吉・凶もないと思っています。

食神と偏印に問題ないケースとは?

命式や巡る運気によっては食神と偏印が並んでいても恐れません。

大谷翔平さんの場合

日 月 年
壬 庚 甲
辰 午 戌

大谷翔平さんの命式の場合、日干壬に対して月上の庚金(偏印)が大事な湧き水・源水となります。

月支午火が午戌と半会して火が強いので、日干の壬水が蒸発してしまいそうです。
それを月干の庚金(偏印)が助けることに必死、甲木の食神を剋しに行く余裕がないようです。

大運

01:庚午
11:辛未
21:壬申
31:癸酉
41:甲戌

12歳~21歳ま壬申、22歳~31歳まで癸酉と金水運が巡って、午戌火局半会とのバランスを取っているとみて、この時期は野球で活躍できるとみています。

ただ、甲と庚の関係はバランスが悪くなると、足・腰・骨のけがにつながりやすくなります。

辰・戌の土が壬水の流れを邪魔したり、甲木の潤いに影響する関係ですが、2018年の戊戌は「岩山」のような固い土に甲木が根を下ろすのは大変と想像され、けがで休んだり腕の手術をされました。

大乃国(相撲)の場合

日   月   年
庚   庚   壬
辰   戌   寅
戊   辛   甲
比肩  比肩  食神
偏印  劫財  遍財
養   衰 

大運
09:庚戌・比肩
19:辛亥・劫財
29:壬子・食神 
39:癸丑・傷官
49:甲寅・偏財
59:乙卯・正財
69:丙辰・偏官  

相撲協会の理事、大乃国さんの命式には、年干に壬水食神、日支辰土が偏印となっています。
戌土も蔵干に戊土をもっていて、偏印が強いと想像しますが、大運に10歳~39歳まで水星を強める形になっていました。

命式だけ見て吉凶を判断しようとする占い師もいますが、四柱推命は巡ってくる大運も併せてみないと正確な判断ができないと思っています。

誕生日の命式に、食神と偏印の組み合わせがあるだけで、怖いと恐れるよりも、巡ってくる運気にどう対処して乗り越えるのか?を考えたいと思います。

偏印と食神がバランスが良いときは、豊かな才能の持ち主だったり、活躍できる運気です。