四柱推命で占う時は、日干を自分とします。日干は、十干・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種類です。
ここでは、甲日生まれの人・甲日干と、乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸との関係や相性をどう見るのか、書いてみます。

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甲日干と甲・相性と象意

甲から甲の通変性は、「比肩」

比肩の意味は、自立・独立。
人間関係は、兄弟や友人・知人を表します。
甲日干に、甲の運がめぐるときは、自立・独立を考えるかもしれません。
また、それには、兄弟や友人・知人がからんでくるかもしれません。

兄弟や、友人・知人との協同出資で会社を立ち上げる話などが、舞い込んできたりします。

身強の時

甲の樹木は自信を持って、か弱く見える乙木の支えとなって面倒をみることでしょう。

運が強い時期は、樹木ばかりの庭園よりも、芝生や、お花も植えられた方が変化があり風情があって、面白いかな・・・と思います

身弱の時

甲と甲木は二本並んで林となり、支えあう関係となり、協力しあって良い相乗効果が得られるので、吉作用となります。

お互いが、強めあう組み合わせ、相性となり、寅卯の木の根の運も良いでしょう。
命式は天干に比劫が並ぶよりも、地支に根をもつ方が力強いです。

身旺の運

日干に寅卯の根があって強く、身旺の命式にも関わらず、甲の比肩が並んでいたり、夏月で水が不足する命式に、甲の比肩が巡って、水を吸い上げるようなときは「凶作用」となります。

身内・兄弟や友人から迷惑をかけられやすい、利用されやすい、ということがおこりやすいです。
協同で会社を立ち上げるなどしたときには、相手は逃げてしまい、責任をとらなければいけないことになる可能性があります。

甲日干と乙の相性と象意

甲から乙の通変性は、「劫財」

甲・幹が太く高い樹木にとって、乙は、柔らかい茎のか弱い雰囲気のお花やツル系植物。
頼りなさそうな雰囲気に、ほうって置けなくて面倒をみてあげたいと思わせる、兄弟・姉妹や友人などを表します。

甲木は樹木、大きな木です。
乙は、か弱い草花やツル、蔦系の植物なので、甲にとっては頼れるはずがなく、役に立ちません。

甲樹木の、自分に撒き付いてくる、ツタやカズラのような植物なので身内・兄弟や友人から頼られる、足を引っ張られる、会社の同僚に、仕事のじゃまをされたり、厄介事を引き受けるなど、面倒をみてあげる関係です。

身強の甲

運が強い時期は、樹木ばかりの庭園よりも、
芝生や、お花も植えられた方が変化があり
風情があって、面白いかな・・・と思います

身弱の甲

秋や冬生まれの樹木は、神経が疲れることなりやすい関係です。
陽日干の甲にとって、陰干の乙の「劫財」は役に立つどころか、金銭面の損失や、精神的に疲れるなど、迷惑をかけられる形になりやすいようです。

きれいな花には、刺がある・・・なんて、共倒れにならないように、ご注意。

劫財は、盗られる・無くする・という意味があります。
お金を貸して欲しいと頼まれやすい時です。
返ってこなくても良いと割り切れる金額か、ビシッと断る覚悟が必要でしょう。

甲と丙の相性と象意

甲から丙の通変性は、「食神」。
甲にとって丙は、暖かい陽射し、成長するには無くてはならない存在、甲木は丙の太陽に向かって大きく成長します。
太陽の暖かさが甲の樹木を育てます。

甲木と丙火の関係は、丙火が樹木甲を助ける、甲木が丙から恩恵を受ける、「火生木」の関係です。

甲と丙のような関係を「反生」と言います。

丙の通変性は食神ですが、日干から助けられる食神の作用ではなく、日干を生じる、印星・両親や頼れる人のような存在や関係になります。

秋や冬月生まれの甲日干の命式に、丙の食神があるときは、恵まれた環境となり、非常に良い作用がおこりやすく、性格も、明るく前向きな人となります。

特に、冬月生まれの水が旺じて寒い季節は、丙の太陽がうれしいです。

月干や時干に丙がある命式の人は、親から愛され、社会的には良い上司に恵まれ、引き立てや援助を受けて自分の努力以上に成果が上がるという環境や人生が想像されます。

ただし、夏月生まれの甲は、水が蒸発しやすい季節に、この丙火が天干に並ぶと甲の樹木は炎熱によって枯れる状態になり、ちょっとした刺激にも枝は折れてしまいやすい傾向がでます。

この時は、精神的に疲れやすい環境となりやすく、壬・癸水の潤いが欲しいです。

甲日干と丁の相性と象意

甲木から丁火の通変性は「傷官」。
陽の火・丙火の太陽と違って、丁火は陰の火・燃える火・たき火と考えます
甲と丁の関係は、丙の温かい陽射しを受ける関係とは違って、甲木は丁の燃える火のために、自分の身を削って丁火が燃え続けるのを助ける関係となります。
これは、目上の人や社会につくすことによって、後からご褒美にをいただけることになります。

また、丁火は月や街灯・赤ちょうちん・ネオンサインとも想像しますが、月や街灯で暖めても、甲木を成長させることはできません。
丙火との組み合わせのときのような、明るく活発、陽気な雰囲気とは違いますが、明るく落ち着きがあります。

秋冬月の甲

秋冬月の寒い季節の命式に、丁火があれば暖炉の火となって、寒さから救う働きをします。

秋月生まれで、庚金の官殺が強すぎるような命式では、剛金を丁火が鍛えて、使いやすい道具に作り替える作用をして喜神となります。

甲の夏生まれ

夏生まれの甲に、丁火が天干に並んで旺じることになれば、かえって大火となって害になります。

甲日干と戊の相性と象意

甲から戊の通変性は、偏財。
偏財、流通するお金や人脈をみます。
男性にとっては、女性を表します。

でも、戊土の運は、人脈をつくる時ですから、たくさんの人と出会い、お金を回すことができれば、楽しい運となります。
また、男性にとっては、女性との出会いも多くなり、土に根を張って、安定すると想像することから、結婚を意識する時期でもあります。

活発に行動して、お金を稼いで自信がつけば、女性にモテる^^。
しっかり動いて、花を咲かせましょう。

身旺の時

甲木に寅卯の根があって身旺の命式に、水星があって、乾燥した山土の戊が柔らかく湿っているときには甲の樹木は、戊土をよく剋して、財産をコントロール、維持できる力を持っています。

大きな資産や不動産を運用して利益を上げ、大きな財を築くことができる、と想像します。
性格は、まじめで現実的、経済観念に優れた才能を持ち、蓄財能力が高い人というふうに見ることができます。

夏運の甲と戊

夏月生まれや、巳午年生まれなどで、水星が不足するような命式の甲さんは、戊の乾燥した土が、さらに乾燥して、固い砂や岩石となるため
甲木は根をはることができません。

甲木は乾燥しますから、少しの刺激にも弱く、ポキっ折れてしまいそうで、庚金の官殺以上に、日干甲を傷つける凶作用(折木と言われます)を起こしやすくなります。

こんな時は、財に執着しすぎて、先祖の残した遺産や不動産を守るのは私と、身動きが取れず、結婚できないなど、苦しむかもしれません。

でも、堅くて根をはることができない戊土・財は、この時期の甲木には使いこなすことができない、管理することができにくいわけで、自分の幸せを、まず、考えた方が得策かと思います。

甲日干と己の相性と象意

甲木から己の通変性は「正財」
甲から見て己土は、正財」となり、貯蓄や土地・不動産です。
また、男性にとっては、甲己の干合となり、正財は妻の星、結婚を考える時期でもあります。

日干身旺の甲

甲樹木が春月生まれで、日干身旺なら、日干のバランスが良く、丙丁火の食傷があって、己土に根ある時は性格は優しく、周囲への配慮がよくできる人物となり、蓄財もできます

冬生まれや冬運の甲

甲に湿った土の丑や辰・未があって、丙火太陽、食神がなければ、「正財」と言っても絵に描いたモチ、目の前を通り過ぎるのが早い、留まることが少ない、財となります。

夏月生まれの甲

戊土と同じように、夏月生まれや、巳午年生まれの火が強い命式で、水星が蒸発しやすく、水不足になると、己土は乾燥して、甲の樹木は
枯れそうになり、お金のために苦労しやすい状況になります。

甲日干と庚の相性と象意

甲から庚の通変性は、「偏官」
甲木は庚金(偏官)の植木屋さんに手入れされて、痛いけれど一級品の木材や鑑賞に堪えられる銘木になります。

甲の樹木は、庚金の斧や鋏があれば、植木屋さんに手入れしてもらう関係、相性となり、甲の樹木にとって、大きく形を変える、今までのやりかた、生き方は通用しない、新しく生まれ変わらなければいけない、大きな変化の時期となります。

今までの生き方や、やり方が通用しないので、否応なしに、新しい自分に生まれ変わらなければ、後がありません。

身旺の命式

夏月の甲樹木や、春月寅卯に根がある身旺の命式は、甲乙の比劫が多くあって、余計な枝葉が茂りすぎて見苦しく、暑苦しい姿を、庚金の植木屋さんに手入れしてもらって、きれいな枝ぶりとなります。

菅原文太さんの誕生日は甲と庚の組み合わせ

育ち過ぎて手入れの行き届かない松の木は、見栄ばかり張って、やたらと虚栄心が強い人物とみます。

庚金によって、きれいに葉が剪定されることによって、バランスが良くなり、常識的になります。

ただし、手入れが過ぎれば、積極性がなくなり、自信をうしないますから、何事にも諦めやすくなり、神経質な性格で、精神的に落ち着きがなくなります。

秋月の甲

秋月には、庚金が強くなりやすいので、天干に丙・丁火があって、庚金の作用を抑えることが必要になります。

庚金があってさらに、土の財星があると庚金が力を強めることになるので、甲日干が剋されることが大きくなります。

命式中に、壬癸水があれば、庚金の力を洩らして弱めることができ、甲木も潤いをもらって、庚金からの剋されることを和らげることになり、バランスが良くなります。

また甲樹木にとって、申酉の金星の地支が多い時には寅卯の根があっても、斧で根を傷つけられ抜根となりやすいのですが、亥子の水星があれば、金気を洩らしてエネルギーが整えられます。

水は、寅卯を生じて潤いを与えて樹木は、しなやかに強くなりますから「抜根」という、根本から切られる状態にはなりません。

甲日干と辛の相性と象意

甲から辛の通変性は「正官」
辛金は、庚金の斧とは違い、小さなハサミやカッターがイメージ。

甲・樹木を、辛金の小さな鋏では剪定できません。
反対に甲の樹木から剋されてしまい刃こぼれを起こして役にたたないとみて、正官といっても名ばかり、という感じです。

夏月の甲と辛

夏月で水星が少なく、炎熱を少しでも抑えて、命式を涼しくしたい時や余計な乙の草花や、小さな枝葉が茂って、水の蒸発を少しでも抑えたい時には辛金でも、それなりに役に立つ場合もあります。

冬月の甲と辛

しかし、冬月は、水星と組み合わせた辛金は冷蔵庫、冷凍室が想像され、氷や雪となり、甲日干を痛めつけることになりやすい傾向があり、冷たい針のむしろに、座らされるような環境を招きやすくなります。

甲日干と壬の相性と象意

甲から壬の通変性は、「偏印」
壬は陽の水星で川や海がイメージ。
甲と壬・ 偏印の関係は、かまいすぎるお母さん。

甲樹木にとって、壬水は流れる川や湖がイメージなので甲木には水量が多すぎて、コントロールできる水ではなく、振り回される傾向が想像されます。

甲木が欲しいのは、雨水がイメージの癸なんです。

暑い夏の甲と壬

夏の熱い季節で、水星が蒸発して不足したり、火炎燥土と言って、土が乾燥するような命式では壬水があれば、命式全体に潤いを与え、炎熱を和らげる働きをしてくれるので、喜び、吉の作用となります。

壬水・川は、大雨などで水量が増して旺水となれば甲木を押し流してしまう、流木、浮木という現象を起こし、人生を落ち着きのないものにします。

秋冬月の甲と癸

特に秋冬月の寒い季節に、壬水が天干にあれば、亥子とともに旺じて流木、浮木、腐木になりやすく、体調を崩しやすくなります。

精神的な不安から神経を痛めやすくノイローゼになるなど注意が必要です。
また、男性は泌尿器k何系、女性は、婦人科系統に問題を抱えやすい傾向があります。

甲日干と癸の相性と象意

甲から癸の通変性は、「印綬」
印綬は、母親や両親、目上の頼りになる人。

甲にとって、癸水は、両親の優しく深い愛情の星。

甲からみて癸は、雨や井戸水がイメージ。
甲木が強くたくましく育っていくには、丙の太陽とともに、潤いをあたえてくれる癸水は、大切な星です。

庚金の官殺が強すぎる時には、日干の隣に癸水があれば、いじめる庚金のエネルギーをを抑える作用・化殺して、甲日干を剋しすぎる害から守ってもらえます。

秋冬月の甲と癸

でも、秋冬月の寒さがらせ、日干の甲木を生じることはできません。

印綬は親や母親とみて、親の過保護が、日干甲が育つのを邪魔する傾向がでて、印から剋されることになり、母親が甲が成長することを邪魔する関係となります。

夏月の甲と癸

夏月の暑い季節は、丙火が強く働く傾向になります。

甲木は、丙火によって水けが少なくなると、潤いが少なくなると乾燥しやすく、気に入らないことがあると、すぐにイライラしたり、深く考えることができなくなり、短気で軽率な行動をとる傾向になります。

癸水の雨が命式の中にあって、亥子の根(または金の水源)があるとバランスがよくなって、冷静な理性的で思慮深い性格の人となります。

まとめ

甲木からみた、他の十干の関係を想像してみました。
四柱推命の基本的な考え方は、甲木を基本に導き出されているそうです。

命式のバランスも大事ですが、巡る大運や年運によって、人生の吉凶は、変化します。
十干の特徴や関係を想像しながら、人生の禍福を上手にのりきることが」できますように、参考になればと思います。