四柱推命は専門用語が多いので、いまいちどういう意味なのか分からない方もいらっしゃるのではないかと思います。そこで今回は外格のひとつ、「一行得気格」についてです。

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一行得気格とは?

外格とは、日干が極端に強い命式のことを言いますが、その中のひとつに、一行得気格と言う命式があります。
一行得気格は、旺じる日干の五行(木・火・土・金・水)によって5つに分けられます。

曲直格(きょくちょくかく)

日干が甲乙木星で寅卯辰・木の方合か、亥卯未の三合木局がそろっていること、そして木を剋す金気と木気が剋す土気が無いことが条件です。

曲直格というのは、木がまっすぐ堂々と空に向かって高く聳え立つ形を意味しています。

性格は、公明正大で嘘、偽りがない誠実な人ということでみんなに好かれる情に厚い性質をもっていると考えられます。

稼穡格(かしょくかく)

稼穡格(かしょくかく)は、 日干が戊己の土星で、丑・辰・未・戌の墓庫か巳午未の方合があり、土を剋す木気の星が無いこと。
稼穡格は、目立たない格です。

稼穡格は地支が、沖・刑しますから、色々な問題を抱えていたり、苦労を乗り越えてきた、忍耐力の人ということが予想されます。
広い大地に例えられる稼穡格は、度量が大きいというか、いいことも悪いことも目的のためには併せ呑む広い考えの持ち主です。

出鱈目をやっているように見えても、何となく魅力があり、どんな無理難題でも受け入れてくれる度量の広さがあります。
苦労が多い人生となりそうですが、仲が悪い、敵同士を和合させるにはうってつけの人かもしれません。

炎上格(えんじょうかく)

炎上格(えんじょうかく)は、日干が丙丁火星で巳午未の火の方合や、寅午戌の火の三合があって、火を剋す水星が無いことが条件です。
炎上というのは、火が燃え盛る様子を表していて、勢いに乗りやすいと考えます。

かなり困難なことでも情熱と素早い行動力で、あっという間に片付けてしまいます。
また、星火燎原という言葉から、小さいことでも、時を得れば草原を焼き尽くす大きなエネルギーになるということも考えられます。

ただし、火は薪(マキ)の燃料が無ければ、燃え続けることができませんし、が濡れていると燃え上がる強い炎になりません。

炎上格は、時期がとっても大事になります。
燃料が少なかったり、いつまで燃え続けることができるか心配な小さな火は炎上格とは言いません。

炎上格は、人に言ったり、語ったりしたことが、ジワジワと多くの人の心の中に広がって行く状態、燃えているというか、えらく情熱的で、周りの人に影響を与えて感化すること甚だしい人です。

時期が来たら注目され、情熱があれば、周囲から担ぎ出されることでしょう。

潤下格 (じゅんかかく)

潤下格は、日干が壬癸の水星で亥子丑の水の方合や申子辰の三合水局があり、水星を剋す土星が無いことが条件です。

水はどんな器にも入り、自然に形を変えます。
形に拘らないということは、この世のしきたりにこだわることなく、目的に向かってどんな物にもなれるということです。

でも、実際の生活では、潤下格の人は、社会的栄達もいろんな形の器にあわせて、それほど重要に考えませんから、色々な仕事をしていますが、決して社会的に高い地位を望まないようです。

従革格 (じゅうかくかく)

従革格は、日柱が庚か辛で、地支は金性がある申酉戌か、三合会局で巳・酉・丑がそろっているのが条件です。
金星を剋す火星が無いこと。

自民党元総理の小泉純一郎さんが、従革格ではないか?と考えられます。
考えられる?というのは、生まれた時間がわからないので、時柱の干支が不明だからです。

従革格は、日柱が庚か辛で、地支は金性の申酉戌の方合か、三合会局の巳・酉・丑がそろっていても、天干に金を剋す火性や金に剋される木性があると、破格します。

従革は、刃物でもあり、鋭いというイメージがあり、必要だと思えば、思い切った改革をするなど、変化を嫌いません。

金属は冷たく、金属・刃物で切るという非情なところがあり、徳でまるく物事を収めるより、力で強引に治める、覇道を進むという感じがあります。

従革格 (じゅうかく)運の例

2005年・乙酉の年の9月・乙酉の月
当時の自民党総裁、小泉純一郎の決断で行われた解散総選挙は、自民の圧勝で幕を閉じました。

小泉純一郎命式

1942年1月8日

日 月 年
辛 辛 辛
酉 丑 

 

2001年は

この選挙によって、郵政は民営化の方向に向かいました。
四柱推命で見た時、従革格の小泉純一郎首相が本領を発揮し、すさまじい力を発揮したと考えます。
選挙に、「刺客」を使うというのは、従革しかできない戦術でしょうし、従革格の時には、非情なことでも迷うことなくできるのです。

アイデアとして考え付いた戦略を本当に実行に移せる、時を得ている時間は、それほど長く続きません。

参照:http://sacobkai.cafe.coocan.jp/page149.html

 

強旺格の喜忌

1・旺神となる、日干と同じ五行は喜となり、吉運気とみます。

2・強い日干を剋して破神となる、官殺の五行が忌神として嫌われ、凶運気とみます。

食傷・財・印は?

1・日干を生む・助けて強める印星は喜神とします。
2・日干から生まれる・日干が助ける食傷も喜神となり、食傷は旺じた気を、外部に発散させ、財につなげる作用があります。

財星は、命式内に食傷があれば財も喜、食傷が無い時は、忌と考えます。
これは食傷があれば通関神となって、財に気が流れるし、無い時は日干が強すぎて財を剋する為、お金や対人関係のトラブルに注意です。

まとめ

1・曲直格:日干甲乙⇒木◎・火〇・土△・金✖・水〇
2・稼穡格:日干戊己⇒木✖・火〇・土◎・金〇・水△
3・炎上格:日干丙丁⇒木〇・火◎・土〇・金△・水✖
4・潤下格:日干壬癸⇒木〇・火△・土✖・金〇・水◎
5・従革格:日干庚辛⇒木△・火✖・土〇・金◎・水〇

上記は、専旺用神の見方の喜忌の考え方です。

この考え方とともに、調候からの観方も必要となります。

火水のバランスが乱れる丙丁の炎上格と、壬癸の潤下格については、吉の運勢とはなりにくいがたい傾向かもしれません。

庚辛の従革格も、金属や宝石がぶつかりあうとお互いを傷つけあうことから、従革格も問題ありかもしれません。